スタイリッシュすぎて探偵とは思えない！ - 私立探偵 濱マイクの感想

探偵なのに「白のジョージコックス」

ドラマが始まったのがちょうど大学生の頃。

当時の友達とドラマの内容や格好の話をしていたのを思い出します。

かなりの「ヤカラ」臭が漂う格好なのに、職業探偵。

長瀬さんの独特な雰囲気と赤のロングコート、白のジョージコックスが

とても印象的で、事件云々よりはデザイナーかなんかの

ドラマかなと思わせるくらい特徴的でした。

そもそも、自宅の場所も映画館の上とかすでにかっこいい感じです。

田舎に住んでいたので、都会の大人はあんな感じなのかと

少し感心しましたが、普通に調べてもあんな大人はいない感じで、

そこがまた「ドラマ」っぽくて。

なんか有名な人が結構こっそり出てる！

交換所のおばちゃんが元奥さん（当時はまだ奥さん！）だったり、

ブランキーの中村さんでてたり。

当時はどの年代をターゲットに狙ったのかわかりませんでしたが、

（というか、そもそもそんな観点で見てないかも）

・人気バンド（コアな）のメンバーが出てる

・主役の奥さんがこっそり出てる

・若手の女性歌手

・安部サダヲ、村上淳の結構有名どこ（映画界ではね…）

から考えると、30代前半かな？といった感じですかね。

ゲスト陣は、こっそりではなくだいぶ有名な方ばかりなので

やっぱり若い世代をターゲットにしたドラマなんでしょうかね…

映像が印象的、話は時々印象的

出てくる人がとても魅力的なファッションセンスで、当時服飾を

目指していた私にはとても印象的でした。

ジョージコックスしかり、黒のマニキュア、リーゼント。

主人公だけでもかなりの濃さで、周りも特徴的な人物が多い。

また、撮影の仕方なのか機材が違うのかわかりませんが

映像も他のドラマとはかなり違った様に思えます。

調べればすぐに何が違うとかわかりそうなものだけど、

それをすると、ドラマとして観ている前提が覆りそうなので

あくまで自分の想像でのお話。

ストーリーに関しては、全体的にぼんやりした印象ですが、

唯一窪塚の「偽マイク」だけが印象深いです。

窪塚の偽者を演じる偽者らしさが、非常に面白く。

狙ってなのかはわかりませんが、当時の人気俳優らしからぬ

いい意味での適当っぷり。

敵役で主人公の偽者を演じるという、アニメっぽい役柄を

ある意味的確にこなしている窪塚さんに、非常に興味を持ちました。

役者の良し悪しはわかりませんが、酷評・絶賛ともあれ

話題になるという事は、その人の演技力の高さを表していると

私は思います。

このレビューを核に当たって久しぶりにマイクちゃんを思い出しました。

もうだ大分時間がたって、当時の自分の感性とは違った見方が出来そうです。

久しぶりにまた、見るべきか想像のマイクを楽しむべきか。

取りあえずは、大人になったので別の見方を探すために

作品について調べてみようかなと、今思っています。