ドキドキしたい時にはこれを読むしかない - レンアイ至上主義の感想

常にドキドキが止まらない

この漫画は学生時代友人に借りて読んだことがあります。そしてなぜだか自分がこの漫画を手にもっていてはいけないのではないかと思ってしまうほど、当時の私にとっては見たことがない刺激的な作品でした。高校を舞台としている作品だったので、高校生になったらこんなことが待ち受けているのではないかとハラハラドキドキしながら読み進めていました。けれど、いつも最後の展開的には似た感じになっています。なので、この人たちはそれしかやることないのだろうかと学生ながらに途中から呆れてしまった思い出もあります。もう少し、胸に響くような言葉や出来事があればもっと、もっと自分の中で忘れられない作品になったはずなのに、どうしても途中からエロ本を読んでいるようにしか感じなかったのが残念です。

魅力的な主人公

この漫画の主人公であるセリは直向きに頑張る所に非常に心を打たれました。どんな辛い困難があったとしても彼氏であるたまきのためにどんなことでも負けないのです。そんな強い1歩でも信じる道があればきっと人は強くなれるのだろうなと感じました。私はそこまで人を信じたり、好きになったりしたことがありません。なので、正直に言えば、セリがそこまで人を信じたりする気持ちが分かりませんでした。けれど物語を読み進めるうちに、誰かに好きになってもらって初めて、自分自身も頑張ることが出来るし、人を信じることができるのだなと思うようになりました。私もこんな魅力的な女の子になりたいなと今でも思っています。

イケメンパラダイス

この漫画の一番の見所は男性キャラがみんな芸能人なんじゃないかと思うほどの美形揃いなことです。ただ、美形なだけで性格が難ありの登場人物もちらほらいるのですが、それは物語のご愛敬だと思って多目に見ています。主人公セリの彼氏である環、彼が全てにおいてパーフェクトです。顔よし、頭よし、現実にこんな人いないのだろうかと漫画を読んだ女性読者なら絶対に思ってしまうはずです。そしてこの環は外見だけがいいのではありません。環がセリを愛する気持ちや、守ろうとする気持ちは本当にかっこいい、の一言です。こんな人に愛されるってどんな気持ちなのだろうとついセリになりきって想像してしまいたくなりました。私もいつかこんな男性に巡り会いたいと学生時代思っていたほどです。けれど実際には難しいので、またこの漫画で環に癒されたいと思います。