雰囲気だけの映画 - ランナウェイ/逃亡者の感想

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雰囲気だけの映画

2.52.5
映像
3.0
脚本
1.5
キャスト
3.0
音楽
2.5
演出
1.0

目次

学生運動がはじまり

物語は30年ほども前までさかのぼります。当時過激派のウェザーマンという学生運動をするグループに所属していたシャロンが指名手配されていた事件の件でFBIに逮捕されたところからはじまります。地方新聞記者であるベンが取材するうえで主人公のジムと接触していきます。関係ないといいながらやっぱり関わりのあるようす!そしたらまさか逃げていた指名手配犯がジムになりすましていたという事実が!でも普通なりすましで弁護士になれるでしょうか。なりすましできるほど賢い人間なら、様々な人と出会うだろう弁護士なんてやらないしFBIだって新聞記者が気づいてしまうようななりすましに気づかないなんて設定があまいように感じました。

設定があいまい

有名な役者さんばかりでてくるのでただみているぶんには楽しめました。でもいろいろと設定があますぎですよね。指名手配犯なのに変装もせずに堂々と車に乗っていたり(笑)足がつかない車をすぐ用意できちゃうあたりご都合主義だなっと。普通に街中逃亡して逮捕されないのに、携帯で居場所がわかりそうになったり。でもわかっても追いかけるだけで逮捕しないし。主人公目線だから仕方ないことなのかもしれないけど、FBIが敵なように描かれているように感じました。そして新聞記者の方が優秀でFBIは空気な気も。養女となった最初の子の設定もいるのか疑問だし、そもそもこの映画に新聞記者いらなかったと思います。FBIの役割完全に奪ってますよね。そもそもシャロンさえ自首しようとしなかったらこのような逃亡劇はしなくてすんだのに、子供がいるのにも関わらず自首しようとするのかなと!本当に指名手配されてしまうほどの証拠があったのならミミの証言だけで釈放されるとは考えにくいし。

わかりにくい

キャラも多いうえに場面がコロコロ変わるからものすごく物語の展開がわかりにくかったです。ジムはなぜ逃げる元恋人をいまさら追いかけるのか。本当に身の潔白を証明するためだけ?設定があいまいすぎて、物語がつかめない。学生運動という社会派の話なのかなって当初思ってたのに、結局自分は違うと証明するだけに1人娘をおいてその当時のメンバーを巡るとか自己中心的だなと。そして最後の林の中を逃亡するシーンは年齢のためかものすごく疾走感がなく辛そうにみえました。そしてなぜいきなりミミが自主する気になったのか!気持ちの変化が描写されてなかったように思えたのですごくそのあたりは曖昧でした。

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