音楽さえよければ - 里見八犬伝の感想

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里見八犬伝

4.004.00
映像
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脚本
3.50
キャスト
4.50
音楽
3.00
演出
4.00
感想数
2
観た人
2

音楽さえよければ

3.03.0
映像
3.0
脚本
2.0
キャスト
4.0
音楽
1.0
演出
3.0

目次

古い映画

まず時代なんでしょうか、音楽がなぜか英語で世界観にあってなくてびっくりしました。古い映画なのですがまたそれがワクワク感がでていていい!昔の特撮とか好きなので楽しんで見始めることができました。近年現代劇ばかりの日本の映画とは違い、お金もすごくかかってそうな美術の数々!静姫がものすごくかわいかった!里見八犬伝はなんとなく話は知っている程度でみました。姫の皮をもらうとかけっこう物騒なはじまり方でびっくりしました!伏姫の話切ない……そして松坂慶子すごく良い声ですね!母上と言いながら素藤がキスをしたのでこれまたびっくりしました。それにしてもアクションがすごいですね!着物で戦う女性の姿本当にかっこよかったです。ただアクションが良いだけにわかりにくい物語のつくりだなって思いました。なんとなくは物語は知っているのでついてはいけたのだけど、もし知らなかったらついていけなかったかもしれません。大きいムカデのシーンはB級ホラー映画のようなちょっと笑えてしましましたね(笑)当時の技術なら仕方のないことなのかもしれませんが。

役者が良い!

それにしても夏木マリさんさすが良い演技しますね!赤いお風呂からでて若返るシーンはいろいろ見えてますが、すごく美しい!大人達に遊び半分に馬でおいかけられ亡くなってしまった子供達がすごくかわいそうだった。褒美目当ての親兵衛の心がかわったことはこのあたりでしたね。笛の演奏シーンがとても美しくてよかった。洞穴に暮らしていた人達はどうやって暮らしているのでしょう(笑)誘拐したからしょうがないのでしょうが、親兵衛への仕打ちがかわそうでした。痣のシーンでようやく母上と読んでいた意味がわかりました!しかしここの効果音は少し笑えてしまいましたね。素藤肌張り替えようとするの好きだね!(笑)まさかここで親兵衛が刺されるとは思いませんでした。どこで裏切るのかと思っていましたが、現八の裏切りがいきなりで!役者さんは本当にいいのに展開が残念だ。

ラブストーリーとしては

物語の展開はいまいちでしたが、静姫と親兵衛のラブストーリーだけに軸を置けばすごくきゅんってしました。キスシーンで英語の歌詞の歌は本当に映像とのギャップですごくギャグになってましたが。なんでラブシーンにしてしまったんだ!そこだけ当時のトレンディドラマを見ているようで残念でした。もう少し音楽なんとかならんかったのかなっと!最後もせっかく良い感じだったのに(笑)世界観をもう少し大事にしてほしかったです。

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日本のエンターテイメントの傑作

滝沢馬琴の南総里見八犬伝を鎌田敏夫がリメイクし、深作欣二が映画化した作品では、非常に有名です。キャストは真田広之、薬師丸ひろ子、千葉真一、夏木マリで、一度は見た人もいると思います。当然ですが、キャストが全員若い。真田広之は溌剌としていますし、薬師丸ひろ子はかわいらしい伏姫を演じています。ジャパンアクションクラブに所属していた俳優が多く出演していたので、アクションや立ち回りのシーンはスピード感満載で見応えがあります。途中、兄妹の悲しい別れのシーンや、玉梓に倒されそうになっても這い上がって立ち向かう新兵衛に感情移入して涙することもありました。今の技術では拙い特殊映像かもしれませんが、おばあさんがムカデのお化けになるシーンはCGでは作れない気持ち悪さがあるし余計にこわく感じました。冒険活劇とラブロマンスの比率が絶妙なのと、カメラワークなどの映像にこだわった日本のエンターテイメントが誇る名作です。この感想を読む

5.05.0
  • 黝璽黝璽
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