日本のエンターテイメントの傑作
滝沢馬琴の南総里見八犬伝を鎌田敏夫がリメイクし、深作欣二が映画化した作品では、非常に有名です。キャストは真田広之、薬師丸ひろ子、千葉真一、夏木マリで、一度は見た人もいると思います。 当然ですが、キャストが全員若い。真田広之は溌剌としていますし、薬師丸ひろ子はかわいらしい伏姫を演じています。ジャパンアクションクラブに所属していた俳優が多く出演していたので、アクションや立ち回りのシーンはスピード感満載で見応えがあります。 途中、兄妹の悲しい別れのシーンや、玉梓に倒されそうになっても這い上がって立ち向かう新兵衛に感情移入して涙することもありました。 今の技術では拙い特殊映像かもしれませんが、おばあさんがムカデのお化けになるシーンはCGでは作れない気持ち悪さがあるし余計にこわく感じました。 冒険活劇とラブロマンスの比率が絶妙なのと、カメラワークなどの映像にこだわった日本のエンターテイメントが誇る名作です。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)