自衛隊に行きたいか?
右向け左というまんが
自分はまず実写映画を見てこのマンガの存在を知りました。結構くせのあるキャラクターは出てくるけれども素直なストーリーラインとうまくオチを付けたエンディングで僅かな感動でほっとしたのを覚えています。自衛隊も厳しい世界なんだなあと、ごちゃごちゃ先輩の事文句言ってケチつけても結局は人同士の信頼や助け合い、そして任務感で成り立っているんだなあなど色々感じさせてくれました、というのは映画の話です。マンガの方はと言いますと。
内容なんて…やっぱり映画とのギャップ
史村翔が原作者、すぎむらしんいちが作画を担当しているのがマンガ版です。史村史は実際に自衛隊員だった経歴があるそうでまあだからか細かい生活感のある部分はリアルだなあなどと思いました。ですが何だか映画とはまたかなり違った雰囲気だなあと。GTOのマンガ版とドラマ版と同程度のギャップがあります。原作を読んでから映画を見ると印象がまた違ったかもしれませんが、映画も最初は濃い部分があるなと思っていたんですが実際原作と比べるとかなり上品に作られています。原作は完全に青年誌向けというか。
自衛隊という環境で起きる様々な人間模様
取り敢えず恋愛ゴタゴタが結構多いので主人公の坂田の入隊理由も女性が関係している。全体的にいい加減なやつらが多くいる作品だなと思いました。こんな感じでは国の自衛は大丈夫なのかと心配もさせられたり。実際に自衛隊はそんな軽い場所なのかとも錯覚させられてしまひましてどうにも読者への影響さえも心配(と思いつつ相当笑えるしあくまでギャグなのでまあ自衛隊という組織について考えさせられるきっかけにはなると思います)自衛隊は男が多いのでヒロインの浅野三曹はとても良いです。原作ではロングヘアで名前はチエ、映画ではショートヘアで名前は雅子とキャラクター設定が変更されていてその理由はよく分かりませんがどちらも良いです、映画監督の好みが反映されたのでしょうか、まあいいですが。あと上下関係が厳しい自衛隊ですが馬鹿にされている班長とかかなり面白いです。でも何と言うかキャラ的に、そして人間関係がちょっとキツイです。あとこのマンガ読者年齢層指定はないのでしょうか?とりあえず時々人前で読みにくい内容が含まれていますのでターゲットを示して置いた方がいいのかもという気がしましたがどうなのでしょうか。原作者はどんな思いで自衛隊生活を終えられたのでしょうか、こんな人達が入隊していた訳ではありませんよね?
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)