龍馬の命 - 龍馬伝 IVの感想

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龍馬伝 IV

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龍馬の命

5.05.0
文章力
5.0
ストーリー
5.0
キャラクター
5.0
設定
4.9
演出
4.0

目次

命のカウントダウン

いよいよ龍馬の命のカウントダウンが始まっていく。日本人の為に奔走するも、この時代では、龍馬の行動、考え方は理解できる者が少なく、長州、薩摩の仲間だった者たちが敵対する形になっていく。しかし、現代の私たちから見ても、ちょっと龍馬の考え方があまりにもコロコロと変わりすぎてると感じるので、敵対する形になる、長州、薩摩たちの気持ちも分かる気がする。船中八策は、後々、明治政府の基本理念になっていくものだが、あの時代で具体的に新しい日本の仕組みを考えれるなんて、とてもすごい事だけど、そのあたりから、薩摩たちとの溝が深まってしまう。「命を狙われるくらいのことをやらんと、日本は変わらんぜよ」龍馬のセリフがある。暗殺までのカウントダウンは、このあたりから確実に始まっていく。

大政奉還

本当に大政奉還を成し遂げれると信じていたのは、龍馬ただ一人だったのではないだろうか。そばにいた陸奥、寅之助たちでさえ、心のどこかでは半分は不安だったのではないだろうか。大政奉還が本当に成し遂げられた時の龍馬のセリフは有名ですよね!「新しい日本の夜明けぜよ!」800年も続いた侍の世の中を終わらせる。もんのすごい事だと、歴史に詳しくない人でも凄さが分かる。何度読んでも鳥肌がたつ瞬間!でも、その分反発する者の怒りは、凄まじいものだったんだろなぁ。いきなり、職を失う者、目標を失う者にとっては、ふざけんな!!って感じ。現代でいうとこ、リストラみたいなもんだもんね。龍馬のそばにいて初めて龍馬の考えが分かるが、いや、それでも理解できないものもいたのに、いきなり、結果論だけをつきつけられた者たちは、納得いくわけがない。噴き出す怒り、憎悪、悪意、憎しみ。そして、殺意。

暗殺

色んな書物を読んでいると、龍馬暗殺した犯人については、色んな説がある。まずは新撰組。腕前からすると斉藤のような気もするが、遺留品に、原田の鞘が発見されている。次に、紀州藩説。これは、いろは丸事件で恨みをかい、命を狙われていた。あと、一般的には、佐々木只三郎率いる見回り組の今井信郎説。「龍馬伝」では、暗殺犯は今井信郎でした!今の今まで目立った出演していないのに、まさかの最後にこの大役!他にも犯人説はあるが、今井信郎説が有名だか、私は、薩摩藩が怪しいと考える。直接手をくだしてなくとも黒幕は薩摩のような気がする。龍馬は、三十三歳の誕生日に暗殺される。

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