とにかく大好きだった姫ちゃんのリボン
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本気で姫ちゃんのリボンが欲しいと思った小学生時代を思い出します。
私が小学生の頃大人気だったアニメです。女友達で見ていない子はいなかったんじゃないかなと思うくらい人気でした。頭についた大きな赤いリボンに憧れて、母親に赤いリボンを買ってもらった記憶があります。ロングヘアーだった私は髪をショートにしようかと本気で考えたくらい姫ちゃんに憧れていました。でも切らなかった理由は、姫ちゃんそっくりな魔法世界のエリカにも、憧れていたからです。姫ちゃんの名前も大好きで、お姫様と同じ漢字を使った名前がとても羨ましかったです。恋愛話の要素もあったことや当時”りぼん”という本が毎月出ていて必ず私は買っていました。その本には付録が毎回ついていて、姫ちゃんの付録が入っている月は飛び上がって喜んだ記憶があります。
当時から大人気だったジャニーズ事務所のSMAPが主題歌を歌っていたような記憶があります。
恋愛話を取り入れた魔法のリボンや喋るぬいぐるみの話に憧れました。
少女漫画らしい不思議なストーリーが魅力です。主人公の姫子は元気な中学生で、魔法の国にいる姫ちゃんそっくりな女の子がエリカです。エリカは、魔法のリボンがきちんと機能を発揮するかなどを調べるために、姫ちゃんにリボンを預けます。その代わり姫ちゃんは、そのリボンで変身する力を手に入れるという魔法の話です。姫ちゃんがいつも持っていたライオンのぬいぐるみのポコタは、姫ちゃんがリボンをつけている間だけ命をもらい動くことが出来るのです。今考えると絶対にあり得ない魔法の話ですが、当時は何故か姫ちゃんのリボンが欲しいと真剣に思っていました。女の子なら誰でも魔法使いなどに憧れる時期があると思います。そしてぬいぐるみが喋るなど、男の子には分からないと思いますが、あり得ないと分かっていてももしかしたらぬいぐるみが喋るかなとか、動くかなとか考えるときが、、特に私にはありました。当時好きな男の子が居なかった私は、姫ちゃんが好きで、ファンクラブもあった大地君がカッコイイと思っていました。姫ちゃんと大地君は、いつも喧嘩ばかりしていますが、本当は両思いです。そんな設定は良くあります。喧嘩するほど仲がいいという相手と結ばれるという設定も良くあることです。大地君は、姫ちゃんのリボンの秘密を唯一知っていたんです。
姫ちゃんのリボンの他にもいくつか魔法の道具がありましたが、私は1番リボンが大好きでした。こうして見ていると、この作品は、今でいうプリキュアに少し似ている気がします。変身したり、魔法の道具が次々に出てきたり、、何だか似ています。これが、変身だけだったら、当時小学生の私はあまり興味を示さなかったかもしれませんが、魔法に加えて恋愛模様が取り入れられていたので、楽しめたのじではないかなと思います。恋愛話を友達とするのが楽しいように、このアニメは恋愛関係が結構複雑だったのが人気がでたきっかけかもしれません。魔法が使えるというだけでは、ここまで人気なアニメにはならなかったんじゃないかと予想します。そう考えると、作者の方さすがだなと思いました。
最終回の終わり方について考えてみると、やはり小学生向きな内容です。大人が見るには物足りない終わり方でしたが、当時は大泣きしながら見ていたのを覚えています。
最終回に涙したのを覚えています。魔法使いのエリカにリボンを返す日がきた姫ちゃんは、悲しくなります。何故ならリボンがないと魔法の世界との繋がりはなくなるし、ぬいぐるみのポコタが動かなくなってしまうからです。ポコタとは、最初喧嘩ばかりしていましたが、次第に仲良くなり最終的には深い友情が芽生えていたのです。動かないポコタはただのぬいぐるみです。まるで死んでしまったように見えました。姫ちゃんは、リボンと一緒にポコタも魔法世界に連れていってもらいます。初めは動くことなどなくてぬいぐるみとして大事にしていましたが、今となってはぬいぐるみに戻ったポコタを見ていられなかったのでしょう。そこまで深く広い友情が芽生えていたのでしょう。姫ちゃんの気持ちが痛いほど良く分かりました。
大地君は、そんな姫ちゃんにキスをして抱きしめるのですが、このシーンは小学生の私にはドキドキが止まりませんでした。恥ずかしくて真っ直ぐ見れませんでした。淡い初恋のような雰囲気があり、楽しめたと思います。ここで終われば良いのに、結局最後魔法世界と繋がることが出来て、ポコタと再会するんです。個人的に今だから思う事は、やっぱりハッピーエンドかと思いました。そのままポコタとはお別れという内容の方が好きです。姫ちゃんは大地と付き合うようになり、ポコタには子供が生まれたり、やはり最後はハッピーエンドで終わるのかと残念に感じるのは、私が今大人になったからでしょう。小学生の私なら、ハッピーエンド続きで幸せな結末に大満足しているはずです。大人になった今でも変身できる”姫ちゃんのリボン”が時々欲しくなる時があります。ポコタのように動くぬいぐるみも欲しいです。そういう気持ちは、女性なら年を重ねても思うものなんでしょう。”姫ちゃんのリボン”は、女性ならではの楽しいストーリーなのでした。
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