親子の不思議な関係 - コンフィデンスマン／ある詐欺師の男の感想

この映画は題名の詐欺師っていうのにとらわれてみるといろいろかんちがいしてしまいます。この映画の本当のテーマは詐欺行為ではなく親子の関係性といっても過言ではないでしょう今から説明するのはほとんどネタバレになるのですが、主人公のサミュエルLジャクソンが若いころに犯罪を犯し刑務所にはって出所してからこの物語は始まります、出所後サミュエルLジャクソンが当てもく生活している模様が映画のシーンで流れるのですがそのなかで一人の若い女性に出くわし最終的にその女性と夜の関係をもってしまったのですが！ここがこの映画の本当のミソでして、その若い女性というのが若いころまだ刑務所に入っていなかったときにデキタ自分の娘だったのですよ！結局主人公のサミュエルジャクソンが気がつくのはこの映画のストーリーの最後の方なのですが。そのシーンで自分の娘だと気づかされたときのサミュエルジャクソンの表情の演技がまた絶品でしてこの俳優だからこういった空気や表情をつくれるのだろうとワタシはおもいました、驚くような悲しむような表情の中にも喜びがまじっているあの空気はサミュエルジャクソンだからこそできる一級品の演技だとおもいます。映画をみるというよりサミュエルジャクソンの演技に集中してみた方が楽しめるとおもいます。