またみちゃおうかな
元夫婦である永瀬正敏さんと小泉今日子さんのキャスティングということで、見るまえからとても興味がありました。
ストーリーがはじまっても、当分は、こうやってふたりは夫婦だったのかな…とおもうようなシーンもあり、なんだか不思議な感覚でした。
個人的には映画の中は「最後までふたい仲良く夫婦でいてほしかった」です。
女って強いな。お母さんって強いな。とつくづくおもいました。
ストーリーの内容は難しいこともなく、誰がみてもわかりやすいものだとおもいますが、この映画はこのキャスティングにも何か意味があるように感じる…この限られたキャスティングされた方々のお芝居にのみこまれる映画だとおもいます。
目線や表情にまで感情があるようで、のめりこんでしまいました。
見る前に抱いた、元夫婦の演技…なんていう茶化した気持ちはまったくなく、純粋にこの物語の夫婦のストーリを母としても生きる強い女性を目にすることができる映画です。
「泣いてるヒマがあったら、笑おう。」
合言葉のようにでてくるフレーズですが、とても印象にのこりました。
泣きたいときこそ、笑うということの強さをこの映画で強く感じています。
結婚も出産もない私には比べようもないことですが、それでもくじけそうなときは
背中をおしてほしいような、優しい渇をいれてほしいような気持ちで、
またみちゃおうかな…と箱ティッシュをそばに部屋を暗くします。
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