大人も楽しめる!ピクサー作品
人間の子どもを驚かし、その恐怖の悲鳴エネルギーによって生活しているモンスターたち。しかし、そのモンスターたちは子どもたちを恐れ、ウイルスであるかのような扱いをしています。人間の子どもをモンスターの世界に連れてきてしまったことから物語は展開していきます。
ある意味、敵のような存在であったモンスターと人間の子どもが絆を築いていく物語ですが、見ていてとても温かい気持ちになれます。最後、悲鳴でなく子どもの笑い声のほうがエネルギーが高いことに気付いて、そちらに転換するという結末がとても良かったです。悲鳴より笑い声のほうがエネルギーとなり、生活がより幸せになるというのはこの映画に込められたメッセージなのではないでしょうか。
2001年に公開されたとは思えないくらい優れたCG作品で、主人公のサリーの毛のふわふわ感やマイクの身体の質感が伝わってくる気がします。また、ランドールがサリーを追いかけるシーンは臨場感たっぷりでみているだけでハラハラしますね。
一見すると、子ども向けの映画のようですが、大人が見ても感動的な作品だと思います。むしろ、ある程度、年齢を重ねてから見てみると、違う観点からの面白さを発見できるかもしれません。
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