第一話をみれば、もうあなたも脱獄者の一員！ - プリズン・ブレイク シーズン1の感想

アメリカのドラマや映画によくありがちな脱獄もの・・と思いがちですが、第一話を観たらもう後戻りはできません。兄を助けるために脱獄を企てるマイケルを中心に、その兄弟愛や男気、家族愛、そして獄内での恋も。反対に極悪人も連れ添っていかなければならない苦悩など、様々な人間と人間の絡み合いが実に面白く展開が進んでいきます。特に見所を３つ挙げると、まずマイケルが既に獄中にいる兄を救い出すために刑務所の内部の詳細地図を自分の身体にタトゥーで掘り込み、緻密な計画性でマイケル自身もわざと逮捕されるという第一話。そして刑務所内で医者として働く唯一の女性サラと出会い、互いに意識しだすところから、サラも次第にマイケルの脱獄を手助けしてしまう、微妙な心の揺れ。３つ目は脱獄する男たちの一人一人の人間性です。もともと犯罪を犯している集団ですから、どこまでこの人間を信用するのかというかけひきや、自分が助かるためなら嘘も平気でつく、そんな騙し合いの連続は観ているこちらもウズウズし、シーズン１が終わる頃にはあなたの好きなキャラクターが生まれていることでしょう。根っからの極悪人も登場しますが、犯罪者なのに憎めない、そんな登場人物にはまり、シーズン２を観ないという選択肢はなくなっているハズです。脱獄のシーンは眠れないほどドキドキが止まりませんよ！