人体実験の恐ろしさ - es [エス]の感想

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人体実験の恐ろしさ

3.53.5
映像
4.0
脚本
4.0
キャスト
3.0
音楽
3.0
演出
4.5

esはスタンフォード監獄実験の実話を元にして作られた

映画だと聞き大変興味を持ったのですが、グロ怖いと聞き

一人で見るのは怖かったので友人と3人で見てみました。

最初のうちは、看守役も囚人役も実験だから…とふざけていたのに対し、

「この実験は看守側にかかっている、もっと注意しないとそれでは甘い」

といった実験主催者の言葉に

役を全うするだけ、これは実験だから役になりきって行動しなければ!

と考えていたのに対して日が経つにつれ

あいつらがむかつく、なめられてたまるか。仕返ししようなど、

みんなが役に飲み込まれていく…

人間の心理は恐ろしいものだと感じました。

映画なので多少話が盛られている部分があるとは思いますが

実話を元にしたというところが一層恐さが増します。

主人公の優しさと行動力は見ていてスカッとします。

怖いと聞いていたので、いきなりビックリするようなシーンでもあるのかと

思っていたのですが、特にそういったシーンはなかったです。

ただ、暗い所でのシーンが多いので若干映像がホラーチック。

特に、主人公タレクが金庫に閉じ込められるシーンは

暗い中で金庫を内側から開けるといった中々の緊張シーンでした。

グロさもトラウマになるほどの映画ではなかったので

見やすかったです。ただ、男性が全裸になるシーンが出てくるので異性の友人との観賞は

失敗したしたなと思いました。笑

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他のレビュアーの感想・評価

人間とはここまで残酷になれるのか

あまりに凄惨な結果になってしまったため、心理学史上、禁断の実験となってしまった『監獄実験』という実際の実験を映画化した作品です。学生時代、心理学を学んでいたので『監獄実験』の内容も、結果も知っていたので、映画の演出上脚色され、強調されている部分が、実際に似たような行動を人間が実際に取ったのかと思うと、自分のことが怖くなりました。実験としては、報酬と引き換えに集めた人々を無作為に『囚人役』と『看守役』に分類し、囚人は囚人のように番号で呼び、看守には囚人を罰する権限を与えるというものです。その結果、囚人役の人は卑屈になると同時に復讐芯を持ち、看守役の人は傲慢で、残虐になっていきます。立場・肩書というものが、普通の人間を狂気に駆り立てる……それは、戦争にもつながるものがあり、本当に怖い話です。メンタル的に弱っている時は、観ないことをお勧めします。個人的には、『監獄実験』の細かい手続きを学んで...この感想を読む

4.04.0
  • 月読三葉月読三葉
  • 74view
  • 444文字

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