懐かしいけど今でも斬新な設定に思える作品 - 新白雪姫伝説プリーティアの感想

アニメが放送していたのは、丁度いわゆる逆ハーレムものが流行りだした時期だったと覚えている。当アニメももろにその影響を受けてはいるが、ただの逆ハーレムものではなく、さらに従来より根強い人気を誇っていた美少女変身戦闘要素を取り入れた所が総監督佐藤順一氏のもう一ひねりといった所だろうか。

展開自体は、そこまで目ぼしいといえるものではなかったが、1クールアニメとしての完成度面ではまずまずだった印象。ただ、１クールアニメで逆ハーレムものとして７人の美少年が登場するものだから、それぞれとの融合変身姿を拝むのが一話限りの場合もあり、やや詰め込みすぎているようにみえるのが気に掛かるが、そこはあえてそういう作りにしたとも取れるのでマイナス評価とは言えないと思われる。（実際グッズ展開が少なかった点からも、従来の変身もののようにグッズ展開を見込んでの作品ではなく、あくまで、逆ハーレムものというスタンスで、変身戦闘要素はプラスアルファ程度の感覚だったのなら、一話限りというのも納得である。）

個人的にこの作品で一番お気に入りなのは、主題歌だったりする。オープニングが話ごとに、アレンジ（SEが入ったり映像が変わったり）が加わるという制作側の洒落たセンスが結構好きだった。