ぜひ見てください。
このドラマはほんとうにいろんな人間模様が見えます。
社会を敵対していて、友人の借金を肩代りし「殴られ屋」を営む青年達郎(堂本光一)が、突然腹違いの自閉症の兄・輝{藤井フミヤ)と出会い、2人でくらしていくところから話が始まります。
輝はベットの位置・歯磨き粉の味など生活面でさまざまなこだわりを見せ、達郎を振り回していきます。
藤井フミヤさんが演じる輝は本当に純粋無垢な人柄で、それをとても藤井フミヤは上手に演じてらっしゃいました。
輝は人を疑うことをけしてせず、人を幸せにする天才だと私は感じました。
達郎に「お前はいらない」と言われると輝は優しく、すこし寂しそうな目をしながら「いらない部品はありません。みんなみんな大事な部品です。」という台詞をいいます。
その言葉を聞く度に「いらない人はいらない、みんな大事な存在なんだ、欠けてもいい人なんて存在しないんだ」と改めて思いました。
人の死・出会い・別れ・家族愛・恋愛でさまざまな問題がおきてきますが、その問題が解決を見届けると毎回自然と「いらない部品はありません。みんなみんな大事な部品です」という言葉が心にしみわたります。
「生きていくこと」の意味を考えさせられる作品です。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)