謎多き主役
舞台となるのは第4部と同じく杜王町。この舞台設定だけにも痺れるものを感じます。作者にとってこの舞台が
単なるオマージュなのかは深い謎なのですが。
ある日、大震災でできた壁の目にやってきた(実際はしつこい幼馴染から逃げていたわけだが)広瀬康穂は付近で裸の男を発見する。不意に男の股間をみた康穂は驚愕と恥じらいを隠しきれない。なんと男には睾丸が4個もあったのだ。性欲も2倍なんじゃなかろうか?とかゲスの勘ぐりはやめにして読み進めると、男からシャボン玉のスタンドが発生。またスタンドかあ!?でもスタンドは個人的には大好きだしなんといても、現代漫画の能力バトルの先駆けとも言えるこのスタンドという要素はやはりジョジョにははずせないのであった。
なんだかんだと話は進み記憶喪失の主人公、東方定助の自分探しとスタンド同士による戦いと陰謀が始まる。
彼は一体何者なのか?登場する聞き覚えのある名前、吉良吉影、ジョニイジョースター、そして冒頭付近で定助の記憶に残る謎の男。
正直、展開は今までのジョジョシリーズにおいてものんびりしているというのが僕自身の乾燥です。だからこそ練に練られた展開を待ち遠しく思ってしまう。本来ジョジョとはこの謎解きを妄想出来るところに楽しみがあるのではないかと久々に気づかせてくれた作品でした。ジョジョは永遠に不滅!誰もジョジョを止められない!無駄!無駄!!無駄!!!
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