クローネンバーグ × キング × ウォーケン × マーティー・シーン!
きましたキング映画化最高傑作と呼び声高い本作! クローネンバーグ監督で、キャストは若かりしクリストファー・ウォーケン、マーティー・シーン! 人気者の高校教師ジョンは運転中にトラックと衝突し、5年間の昏睡状態に陥ります。 その間に、恋人は他の男性と結婚をして子供もできており、またジョンは仕事も失ってしまいました。 しかし、一方でこの事件を経て、相手に触れると未来が見えるという超能力(いわゆるサイコメトリング・千里眼・キネシクスアイなどですね)を授かります。 それ以来、火事から子供を救ったり、警察と協力して連続殺人事件を解決に導いたりします。 ある時、コネチカット州知事選に出馬するスティルソンに触れた際に、スティルソンのヒトラー的思想を垣間見てしまい、それを阻止すべくライフルで暗殺することを決意します。 しかし、狙った弾は外してしまい暗殺は失敗に終わり、逆に配下に撃たれてしまいます。 ただ、暗殺には失敗したのですが、スティルソンがジョンに撃たれまいと赤ん坊を弾よけとして掲げたことで、その姿を記者によって写真に収められてしまった為、二度と政界で活躍することはできなくなり、結果的にジョンの目的を果たすことができました。 最後はジョンがなくなってしまいます。誰にもスティルソン暗殺理由をしられないままに。 非常によくできた映画でおもしろかったのですが、ダッド保安官は結局何者だったのか気になりますし、もう少し深堀りしてほしかった。それぞれの話があっさりすぎるんですよね。 スティルソンも唐突に出てきて、あんな輩がストレートに大統領までいくのか?とほんとに疑問だし、核ミサイル発射ボタンを押すシーンもなんかチープなつくりで萎えてしまった。 ラストも彼の死後の話が特になく、あっさり終わったのがマイナスですね。 あと、ウォーケンは老いてからの方が渋くてかっこいいね。 そんなこんなで、キング作品のマイランキングで『ニードフル・シングス』と『グリーンマイル』は超えませんでした。
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