何かが変わると信じてやってきた東京はおそろしかった。
これって、現代の東京でもあるんじゃないの?って田舎の人間からしたら思えるようなことがたくさんあって面白かったです。 親友を頼りに上京してきた帝人はたくさんの人ごみの中、親友の正臣と再会します。 正臣によって池袋が案内されるのですが、そこで知り合った人はどれも一癖二癖あって、帝人には新鮮そのものでした。 カラーギャング、黒バイク、闇医者、情報屋…。 初日から都市伝説だと言われている黒バイクに遭遇した帝人は正臣の言うとおり、歓迎されているようでした。 情報屋の折原イザヤ。彼がまた変わった人物で、人が好きすぎてしょうがないようです。 何がしたいのかよく分からなかったのですが、帝人の写真を眺めていたあたり何かおかしなことがおきそうです。 あとは、女の子撲殺しておいて平気で横でご飯食べてる人とか。 不思議なことが一冊に凝縮されてました。 話の中でチャットが何回か開催されているのですが、その中の人物は話の中の誰かなんでしょうか。 実際に池袋にある建物や名前が引用されているので、とても東京に興味が沸いてきた内容でした。
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