ファンタジーではなくリアル - ハリー・ポッターと炎のゴブレットの感想

理解が深まる小説レビューサイト

小説レビュー数 3,368件

ハリー・ポッターと炎のゴブレット

4.754.75
文章力
4.93
ストーリー
4.86
キャラクター
4.79
設定
4.86
演出
4.93
感想数
8
読んだ人
13

ファンタジーではなくリアル

5.05.0
文章力
5.0
ストーリー
5.0
キャラクター
5.0
設定
5.0
演出
5.0

ヴォルデモート卿が、もうそこまで迫っている。  彼の復活は近い。ということを突き付けられる章でした。  最少にでてくる「死喰い人」は、悪の塊みたいな魔法使いで、なんの躊躇もなく人を殺そうとするさまはすごく恐ろしかったです。  もはや、ハリーポッターの世界はファンタジーではなく、本気で戦わなければいけない責任がハリーの方にのしかかってきていて、リアルな人間対人間、悪と善との戦いになってきています。  悪役でも普通こういう物語だと、ちょっと憎めなかったり、面白かったりすると思うのですが、  ヴォルデモート卿とそれを崇拝する魔法使いは、本物の「悪」です。  躊躇のない「悪」と戦うのは、すごく難しいことだと思います。  セドリックの死も、とてもショックでした。  スポーツマンシップにのっとり、公平に全力でお互い戦ったのに・・・  なんて現実は残酷なんだろうと思い知らされます。  でも、ハリーは負けないでほしい。ハリーを想うたくさんの人たちと手を取り合い、真の勇者として、人々のために頑張ってほしいと思います。

あなたも感想を書いてみませんか?
レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。
会員登録して感想を書く(無料)

他のレビュアーの感想・評価

魔法契約に隠された罠と本でしか読めないエピソード

三大魔法学校対抗試合三大魔法学校対抗試合(トライウィザード・トーナメント)はヨーロッパの三大魔法学校(ホグワーツ・ボーバトン・ダームストラング)の代表者1人が戦うといった親善試合です。以前は5年に一度3校が交代で競技を主宰していたようですが、夥しい死者が出るため、この百年は開催されていなかったようです。選手を決めるためにはゴブレットを使用します、炎が消えると次の試合まで炎はつかず、このゴブレットが選んだ選手は魔法契約となり、死ぬ以外には途中で放棄することはできません。100年ぶりに行われるトライウィザード・トーナメントですが、今回は死者を出さないように「国際魔法協力部」と「魔法ゲーム・スポーツ部」と校長がひと夏かけて協議を行ったようです。「国際魔法協力部」部長はバーテミアス・クラウチ氏で「魔法ゲーム・スポーツ部」の部長はルード・バグマン氏です。二人は三校の校長と一緒に競技の審査員として開催中...この感想を読む

5.05.0
  • mika...mika...
  • 2358view
  • 2085文字
PICKUP

感想をもっと見る(8件)

関連するタグ

ハリー・ポッターと炎のゴブレットが好きな人におすすめの小説

ページの先頭へ