運命の歯車が大きく回りだす!! - ハリー・ポッターと炎のゴブレットの感想

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ハリー・ポッターと炎のゴブレット

4.754.75
文章力
4.93
ストーリー
4.86
キャラクター
4.79
設定
4.86
演出
4.93
感想数
8
読んだ人
13

運命の歯車が大きく回りだす!!

5.05.0
文章力
5.0
ストーリー
5.0
キャラクター
5.0
設定
5.0
演出
5.0

大人気『ハリー・ポッター』シリーズの第4弾です。 この巻のクライマックスでは、とうとうハリーの宿敵、ヴォルデモートが復活します。そのために仕組まれた残酷な罠が、クディッチのワールドカップや三大魔法学校対抗試合といったワクワクするようなイベントに巧妙に隠されて仕組まれているのです。ワールドカップの決勝戦をロンの一家とともに観戦したハリー・ロン・ハーマイオニーの前で、盗まれたハリーの杖を使ってヴォルデモートの印が空に打ち上げられたり、本来なら、17歳以上の生徒が3校の魔法学校から1人選ばれて、過酷な競技に参加する三大魔法学校対抗試合に、なぜかハリーが4人目の代表者として選ばれてしまったり、ハリーが鮮明な悪夢を見るようになったり……一見、ばらばらの出来事が最後の恐ろしい罠へと見事に収束していきます。 この4巻目から、ワクワクドキドキの冒険物語というよりシリアスな人間ドラマを描く暗い色の物語へと変化していきます。そこには、隠すことなく死が描かれ、また、嫉妬や憎しみ、疑いなど人間の心の悪の部分もより鮮明に描かれます。しかしそう言った暗い側面が描かれるからこそ、友情や愛、笑いといった人の善なる部分がより際立たつのだと思います。 子ども向けだと思っている方にもぜひ読んでほしい1冊です。

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魔法契約に隠された罠と本でしか読めないエピソード

三大魔法学校対抗試合三大魔法学校対抗試合(トライウィザード・トーナメント)はヨーロッパの三大魔法学校(ホグワーツ・ボーバトン・ダームストラング)の代表者1人が戦うといった親善試合です。以前は5年に一度3校が交代で競技を主宰していたようですが、夥しい死者が出るため、この百年は開催されていなかったようです。選手を決めるためにはゴブレットを使用します、炎が消えると次の試合まで炎はつかず、このゴブレットが選んだ選手は魔法契約となり、死ぬ以外には途中で放棄することはできません。100年ぶりに行われるトライウィザード・トーナメントですが、今回は死者を出さないように「国際魔法協力部」と「魔法ゲーム・スポーツ部」と校長がひと夏かけて協議を行ったようです。「国際魔法協力部」部長はバーテミアス・クラウチ氏で「魔法ゲーム・スポーツ部」の部長はルード・バグマン氏です。二人は三校の校長と一緒に競技の審査員として開催中...この感想を読む

5.05.0
  • mika...mika...
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