ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(上下巻)の感想/考察/ネタバレ

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小説レビュー数 3,368件

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(上下巻)

4.504.50
文章力
4.80
ストーリー
4.70
キャラクター
4.50
設定
4.70
演出
4.80
感想数
5
読んだ人
11

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(上下巻)の感想一覧

J.K.ローリングによる小説「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(上下巻)」についての感想が5件掲載中です。実際に小説を読んだレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。

不死鳥の騎士団で明かされるハリーが選ばれし男の子となった訳

不死鳥の騎士団アルバス・ダンブルドアがヴォルデモートの時代に対抗する勢力として創立した闇払いの組織です。創立メンバーの中にはハリーの両親とネビルの両親もいました。「炎のゴブレット」で復活したヴォルデモートに対抗するため再結成されました。グリモールド・プレイスにあるシリウスの生家が本部としておかれていました。「秘密の守人」にはダンブルドアがなっており、メンバーの中にはセブルス・スネイプもいます。不死鳥の騎士団のメンバーは成人で組織されており、ハリーはすぐにでもヴォルデモートと戦うため入りたがりましたが、モリーやルーピンたちに反対されます。ハリーは自分ひとり何も知らされずにダーズリー家に取り残されたことに対し、とても怒っていました。しかしダーズリーの家にいさせたのは血の護りの持続を強化させるためだったようです。ハリーがダーズリー家を自分の家として認識している限り、この護りが持続するようにダ...この感想を読む

5.05.0
  • mika...mika...
  • 145view
  • 2007文字

思春期のイライラ

正直、今回の話はハリーが思春期でイライラしたり、人を信用できなくなり、友達や大人に反発したり、いつも怒っているような印象を受け、ハリーに対しては、ちょっと嫌だなと思っていました。読みすすめていくにつれ、そうなってしまったハリーの状況、人と疑うよう導かれてしまったり、そういったバックグラウンドもわかり、自分に反省しました。ただ、恋をしたり、友達と喧嘩したり、友達に救われたり、大人に反発したり、友達を疑ったり、仲間との結束を強めたり、まさに思春期そのものでした。私たちも昔はあったはす。思春期ゆえのイライラやもやもやした気持ち。それがすごく上手に表現されています。この巻から、例のあの人との戦いも本格化しはじめ、大切な人をうしなってしまいます。あまりの迫力ある描写に、ハリーの状況に言葉がでませんでした。次どうなるのだろう、ハリーはどうなるのだろう、気になって仕方ありません。この感想を読む

3.53.5
  • KOZYKOZY
  • 956view
  • 388文字

淡い初恋と大切な人を喪う深い悲しみ、そして友情の絆

『ハリー・ポッター』シリーズの第5巻です。魔法省では、ヴォルデモートの復活をあくまで認めない方針を貫き、情報操作によりダンブルドアとハリーを嘘つきと断じます。そして、ホグワーツに干渉するようになり、アンブリッチという冷酷で、自己中心的な女性を『闇の魔術に対する防衛術』の教師として送り込みます。彼女は、ヴォルデモートなどいないのだから、学校ではテストのための勉強をしていればいいと主張し、闇の魔術に対抗する実践を一切教えません。それに対抗して、ハーマイオニーとロンは、幾度となくヴォルデモートと対決してきたハリーを先生に、独自の集まりを開催します。そこで、ハリーは憧れていたチョウと急接近し、淡い初恋を体験するのです。しかし、恋を知り、少し大人になったハリーに、またもや悲しい運命が襲いかかるのです。ヴォルデモートと記憶や感情を共有することができることに付け込まれ、魔法省に誘い込まれたハリーたち...この感想を読む

5.05.0
  • 月読三葉月読三葉
  • 114view
  • 555文字

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