IPPOのあらすじ・作品解説
IPPOは、えすとえむの原作漫画である。ジャンプ改にて2012年vol.8から連載を開始したが、休載によりグランドジャンプPREMIUMにて活動の場を移した。2012年12月から2014年12月までに単行本3巻が刊行されている。 舞台はひっそりとたたずむ東京都内の某所にある靴工房。イタリアの名工房で将来を嘱望されたアユムは日本に帰国し、祖父の残した工房を引き継ぎ、日本では珍しいオーダーメイドの特注靴の製造を目指す。悩みを抱えていたり、人生の一歩を踏みだそうとする顧客たちの人生に触れながら最適にして最上の靴を仕上げようとする。 誰も信じてはくれないが、始めて歩き始めた幼い頃の素足の感覚をアユムは覚えていた。イタリア人の祖父はオーダーメイドの靴職人で、来る日も来る日も顧客の注文の靴を続けるが、祖母が亡くなった日は祖母の靴を作り履かせ、そして帰国した。アユムは父母の離婚をきっかけに祖父の住むイタリアへ向かうのだった。