あだしもののあらすじ・作品解説
あだしものは、ジャンプスクエア(集英社)他で連載していた山本久美子の漫画である。2011年4月に鼠屋敷の夜話を読み切りとして掲載したのち、2012年4月からタイトルを変え連載がスタートした。途中、ジャンプSQ.19(集英社)に雑誌を変えVol.9にて完結している。 主人公の灰塚孝(はいづかこう)は、小さな頃から祖父と二人で暮らしており、二人共妖怪が見える能力を持っていた。祖父が他界した際に孝は一時行方不明になり、その時にトゲトゲした鼠に憑り付かれてしまうのである。この憑物をクロトゲと名付けたが極力関わらない様に生活していた。しかし、学校でカマイタチに襲われている女の子を助けた事で同じ憑物と共存している怪現部の部長に見られ助けて貰う事となる。怪現部とは、怪異現象調査部の略であり、助けて貰った義理で怪現部に入ることとなった孝は様々な怪異現象を解決しながら自身に憑りつくクロトゲの正体を探っていく物語である。
