恋愛叛悩のあらすじ・作品解説
恋愛叛悩(れんあいほんのう)は、村上渉(むらかみわたる)の漫画作品である。ジャンプ改増刊号2011年6月25日から連載を開始、2013年5月で終了、単行本として全3巻を刊行した。 今作品は、平成ならぬ平誠の日本が舞台で、自由恋愛禁止の風潮で幼いころに許嫁を決められた若者たちは、何の疑問も持たずに結婚して生活する、そんな平誠の日本での恋をしてしまったら・・。 平誠の日本。すっと姿勢を伸ばし、長髪の黒髪を風になびかせながらビルに入ってきたお嬢様風の皆園優里(みなぞのゆうり)を見て、バイト中の田辺寅次郎は一目惚れしてしまう。それから3ヶ月後、友人との飲み会、例の一目惚れの話になり、田辺が詩人のような表現で皆園の話をすると、マコトからキモっとつっこまれ、お互いに決まった相手がいるのに倫理的に問題があると指摘される。 そう、この平誠の日本では生まれる前や幼い時に章らの結婚相手が決められ、恋愛や結婚という多大な苦労をする必要がなく、よって少子化問題も起こりにくいのである。当然、あの皆園にも決められた相手がいるよなぁ、と思う田辺なのだが、田辺にも中学二年生になる篠田ワタユキという許嫁がいるのだった。