花宵道中の評価
花宵道中についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に漫画を読んだレビュアーによる評価が3件掲載中です。
各項目の評価分布
花宵道中の感想
複雑に絡み合う吉原の女の道がおもしろい
短編集かと思いきやすべてがつながったストーリー吉原の遊女である八津を中心として、過去、現在、そしてその後と描かれていくストーリー。自由奔放だった八津が、いろいろな人の人生にふれてどんどんたくましくなり、姐さんになっていく。その姿がかっこよくもあり、悲しくもありました。いったい何人の女が苦しい思いをして、使われるだけ使われて捨てられていったんだろうね。そんな時代が確かにあったということ、実際に歴史として起こったとされている出来事にもなぞらえながら、その時生きていた遊郭の女たちの人生を描き出してくれています。まず読んで気づくと思うのですが、みんな同じ顔じゃないか…?誰が誰だか、そのとき横に名前が出てなければわかりにくい…茜や朝霧はわりとわかりやすかったと思うのですが、水蓮と八津は強気なところも似ていたりしてほとんど違いがわからない…表紙や扉絵の美しさは目立つのですが、本編では男たちをもとに...この感想を読む