おんぶにだっこの評価
おんぶにだっこについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
おんぶにだっこの感想
さくらももこの幼少期の話
2006年11月に発行された、書き下ろしのエッセイ集です。著者の、2歳頃から、小学校低学年の頃までの、幼少期の話が載っています。最初の、断乳の頃の話の、お母さんを見かけるたびに、「おい、おっぱい」と言ってねだるのまで覚えているのは、すごいと思いました。普通は忘れている事ですからね。一番心に残ったのは、「心の声」。自分の心の声に気付いた瞬間を覚えているのは、凄すぎます。とても賢い子だったのだろうなあと思いました。今回の本は、あまり笑えない本だったけれども、子供って、こうやって、善悪を学んでいくんだろうなと思いました。いろいろ考えさせられて、読後はしみじみして、いい本だなあと思いました。