八潮と三雲のあらすじ・作品解説
八潮と三雲は草川為による少女漫画作品。本作は白泉社「LaLa DX」にて連載され、単行本は全7巻が刊行されている。 9つの命を持つ猫が生きる社会が舞台となるファンタジー作品で、猫たちは残りの命の数に応じた名前を持って暮らしている。美猫の三雲は八潮に命を助けられ、その恩返しにと八潮の仕事を手伝っている。八潮は前世、九曜と呼ばれていた時に三雲を助けて命を落とし、命を落とした猫が化け猫化しないように改名手続きをさせる仕事をしている。仕事を通じて二人は距離を縮めていく。最終的に二人とも「八潮」と「三雲」の名前を失ってしまう。 ストレートな感情表現の三雲と、偏屈でクールだが時に不器用なやさしさを見せる(いわゆるツンデレの)八潮の恋愛がどう進んでいくのかがこの作品の見どころ。八潮や三雲のほか、しー君や二葉など、魅力的なキャラクターたちやファンタジーとしての世界設定の上手さが高く評価され、読者からの人気は高い。
八潮と三雲の評価
八潮と三雲の感想
八潮と三雲
「八潮と三雲」は草川為先生の作品です。9つの命をもつ九生の猫達の不思議な社会のなかで駆け回る二匹の猫の物語となっています。基本的には1話完結なので、それぞれのエピソードが結構軽めで、ささっと読める感じなのがいいです。主人公はもちろん八潮と三雲のふたりです。八潮に命を助けてもらった三雲が、八潮に恩返しをするために八潮を追い掛け回しそこからいろんな方向に展開していきます。八潮がちょっとリアクションするだけで一喜一憂する三雲三雲のもうプッシュに表情ひとつかえない八潮このふたりを見ているのがすごく楽しい漫画です。おすすめなので、是非読んでみて下さい。