狼陛下の花嫁の感想一覧
漫画「狼陛下の花嫁」についての感想が4件掲載中です。実際に漫画を読んだレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
そのまま押し倒されてもいい
現実だと天皇家とくっつく話狼と名前の入っている少女漫画は多いですが、その名前の通り男性がSな部分がある部分がたまりません。ついつい惹かれてしまいます。本来の怖いくらいクールな雰囲気の陛下が実は演技で本当は気弱であるとヒロインにウソをついて安心させようとする設定等が最初から読者にはわかるように書かれており、気づかないヒロインは鈍感で早くくっつかないかなと思いつつ、陛下が可愛すぎて何度も同じシーンを読み返してしまいます。現実でいうと、天皇家に頑張っている一般人が見初められるといった非現実的な設定だからこぞ、シンデレラストーリーは惹かれてしまうなと感じました。本当に人間が出来てる人が多い少女漫画は出てくるライバルキャラやお邪魔キャラが最終的にはくっつき合ったりして幸せになる都合のいいところはありますが、陛下の婚約者候補として出てきたキャラも2人が幸せならそれでいいと言って身を引いてくれます。ヒ...この感想を読む
ひなどりまき
「狼陛下の花嫁」～ウサギに嫌われるのが怖いヘタレ狼が、いつまでウサギに噛みつかずにいられるかの耐久戦漫画～
本作概要下級役人の娘・汀夕鈴が「割のいい仕事」と紹介されたのは、何と冷酷非道な『狼陛下』と呼ばれる白陽国の若き国王、珀黎翔の臨時花嫁だった。陰謀渦巻く王宮で、黎翔の縁談よけの為、そして自らの借金返済の為、バイト妃として奮闘する夕鈴。やがて夕鈴と黎翔はお互いに惹かれ始めて…。 可歌まとの代表作。13巻にて第一部完結。14巻から第二部がスタートし、2016年9月に15巻が発売された。月刊LaLaにて現在(2016年9月)も連載中。 どっかで見た設定？本作を読んだ読者は、「どっかで読んだ設定だなオイ」と思ったことだろう。『お金で雇われた臨時の偽装花嫁』というこの設定は、アニメ化もされた某有名中華風ファンタジー小説の初期の設定そのものである。連載開始当初も、『パクリ』『盗作だ』とネットの掲示板に某小説の愛読者によると思われる書き込みが見られたが、そもそも『雇われて偽装結婚』設定は、ネット小説を中心に溢れているので、...この感想を読む
でぃあ
狼陛下の花嫁を読んで
甘さを前面に押し出した日々の描写主人公の女の子「汀夕鈴」と冷酷非情な狼陛下の「珀黎翔」との、甘ーいやりとりが最大の魅力です。陛下からの甘さに戸惑いながらも、一喜一憂する夕鈴の様子は読者が一度は経験したであろう甘酸っぱさを思い出させてくれます。また、陛下が夕鈴に与える甘い言葉達も、読者の「一度は言われてみたい言葉」「こんなに大切に思われてみたい」という気持ちを満たしてくれるものばかりです。中でも、夕鈴が陛下に可愛いと褒められても、お世辞だと思って信じなかった場面では、夕鈴は陛下に押し倒されながら陛下「ー君は己を卑下してはいけない。いついかなる場所にあり、どんな姿格好をしていようと、君はかわいい私の妃だ」夕鈴「ものすごくわかったから、離れてください…！！」にこやかに、そして自然に甘い言葉の出てくる陛下と、翻弄される夕鈴のやり取りの可愛らしさに心を鷲掴みにされた読者は多かったのではないでしょ...この感想を読む
Sa-ka
お互い鈍すぎるところがかわいい
明らかにお互いの気持ちがむき出しなのに、本人たちだけがお互いの気持ちに気づいていないところがとてもかわいい。といっても本人たちの立場や身分を考えると、正直な気持ちをまっすぐ伝えられないですよね。夕鈴みたいにすぐ怒ったり、狼陛下に迫られて涙ぐんでしまったりといろいろな表情を見せてくれるヒロインは魅力があります。正直あんなにぐいぐいと甘えてきてくれる陛下にキュンキュンです‼︎ ただ個人的には、陛下のキャラの設定が若干安定してないかなと思います。 最初は子犬陛下を隠すための偽妃だったのに、最近はほぼ狼陛下な気がします。二重人格なのかな？ どっちが本当の陛下なのか気になるところです。中国歴史風のお話しはわりと好きなので、これからは恋愛も含めつつ、もっともっと国全体を巻き込んだ話しや、２人の大臣の派閥の話しなども見たいです。割とライバルなどなかなか現れない安定した２人なので、もうすこしかき回して...この感想を読む
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