青みゆく雪のあらすじ・作品解説
青みゆく雪は月刊スピリッツにて掲載されていた、宇仁田ゆみによるラブコメディ作品である。 日本語も覚束ない中国人留学生である主人公の青(セイ)は、同じアパートに住み、同じ大学の学科に通う日本人女子大生の雪子に片思いをする。 日本語も得意ではなく、つたない表現しか出来ない青は、試行錯誤で雪子との距離を縮めようと健気にひたむきにアプローチを繰り返す日々を送る。 日本への強い憧れもなく、落ちこぼれ気味な中国人留学生である青は、得意の料理で雪子をもてなしたりする中、雪子も満更ではない様子であり、二人の関係はやんわりと続いていくのだが、どこか現実的で緩い設定が特徴的な作品である。 作中では主人公の青が乏しい食材で雪子のために工夫して中華料理を作る様子が描かれており、同じ中国人留学生である月(ゲツ)玉子との恋愛相談や、愉快で憎めない仲間達との間で、ゆっくりと進行する二人の恋愛関係が柔らかくポップに描かれている。
青みゆく雪の評価
青みゆく雪の感想
ありそうで無かった 日本人と中国人の恋愛漫画
中国人と日本人の交際への価値観はそれぞれどの様なものなのか日本人と外国人の交際というと、アメリカやヨーロッパなんかの国の人とであれば、見た目にも国際的な雰囲気があって華やかだし、個人的に自分の人生では起こり得ないことだと思うので、多少の憧れはある。しかし相手が中国人だとなると、見た目にも国籍の違いが分かりづらいし、華やかさも劣る。だが逆にいうと親近感が湧くし、現実的にも多い組み合わせでもある。実際に私の周りにも中国人と日本人の夫婦が何組か居る。中国人の日本の滞在年数にもよるが、日本人と結婚した中国人は日本人に近い人格になっていると思う。例えば、中国人の観光客が大きい声で喋っているのを目にするが、知人の中国人は「あいつら うるさいなあ」と言う。どうして中国人は声が大きいのかと聞いたところ、知人曰く、中国は車や人が多いから生活音が大きく、人と会話するときは大きい声で喋らないと聞こえないからど...この感想を読む
ほのぼの
「青みゆく雪」は中国人留学生と、女子大生の恋を描いた漫画になっています。掲載誌はスピリッツなので、男性向けになるのかもしれませんが男性でも女性でも問題なく楽しめる内容になっているとおもいます。中国人留学生の青と、同じ大学に通う雪子。最初は付き合っていませんが、結構すぐにこの両思いになります。でも、青の日本語はなんとか会話できる、かなりたどたどしいレベルなんです。「ごめんなたい!!まちがいた。ごめんなさい!!どうかいからないで!」って必死にあやまる青が可愛くてほっこりするんです。そんなに展開のある内容ではないかもしれませんが、ほのぼのしたい方におすすめです!!