踊る大捜査線のあらすじ・作品解説
踊る大捜査線は、1997年1月から3月までフジテレビ系列で放映された連続テレビドラマである。その後、シリーズ化も放送されて映画や舞台、スピンオフ作品、ノベライズ、ゲームなどメディア化している。警察ドラマだが内容はリアリティを追求したもので、警察組織と近い業務形態、警察機構を会社組織に置き換えたものに書き下ろしている。タイトルは『夜の大捜査線』と『踊る大紐育』から由来している。 この小説は、1997年に君塚良一と丹後達臣により扶桑社文庫から刊行され、テレビドラマのセリフなどを忠実に再現しているが、各章ごと青島刑事や脇役の人物たちを主人公にし心情を描いている。脱サラし刑事へと転職した青島俊作は、湾岸署に配属された初日に理想と違った警察署の現実を知ることになる。厳しい現実の中、青島刑事は自分が思った正しいことをするという信念を抱く。周りと衝突し理不尽な抑圧に遭いながらも、信念に基づいた行動をし仲間たちとともに成長していく。この作品の後に映画やスピンオフなどもノベライズ化された。
踊る大捜査線の評価
踊る大捜査線の感想
あの踊る大捜査線。
骨の髄までハマった連続ドラマのノベライズです。刑事課の面々が章替わりで語っていく本書。脚本がもとになっているのは勿論ですが、さらに掘り下げた、その章その章での個々の事情が端々に書かれているため、作品のファンには大変幸せに読めます。文章の読み易さ、楽しさもすごいです。そりゃもうサントラとか掛けながら読んでしまうってもんです。踊る大捜査線? 連ドラもあったの? って方だって勿論いるでしょう。放送当時から15年以上も経っているわけですし。でも声を大にして言いたい。面白いですよーーーー! 見てみて読んでみてマジでーーーーーー!ドラマの一話一話なんて、映画の予算には到底敵わないかもしれない。でもそういうことじゃないんです。人情とか小ネタとか組織のめんどくささとかラブコメとか、愛される要素がめっちゃあったんです。大好きな作品相手に頭悪いレビューになっちゃってごめんなさい。でも是非触れてみてください。うん。この感想を読む