9時から5時半までのあらすじ・作品解説
9時から5時半までは、集英社「YOUNG YOU」で連載されていた、逢坂みえこ作の漫画である。 主人公・錦小路は経営コンサルタント会社に入社したての女性社員。愛称は「小錦ちゃん」。しかし錦小路は学生時代との生活のギャップに戸惑うなど、入社わずかな期間で十二指腸潰瘍を患ってしまい、完治して復職したのは5ヶ月後のことだった。同期にとった遅れを取り戻すべく、錦小路は仕事に尽力する。また、上司や同僚などの人物も個性的で、気遣い上手タイプの上司、鋭いデキるタイプの上司、有能な女性上司などが、後輩・部下が将来仕事で困らなくて済むようにと、愛情のある厳しさで対応しているのも特徴的である。錦小路以外が主人公として展開されるエピソードもあり、会社自体が比較的小さいため、人間模様などが濃く描かれている。 女性が仕事や恋を通して成長していくといった主旨であることから、キャリア・ロマンなどとして分類されている作品である。