隣の彼方のあらすじ・作品解説
隣の彼方は、四つのストーリーが描かれた、香魚子氏により青春をマンガである。 四つの短編集による本作は、本当の友人が欲しい、好きな人を振り向かせたいなどと言った、誰もが日常の中で抱えている問題を繊細なイラストと共に描いた作品である。表題である隣の彼方の主人公は幼馴染みに想いを寄せる女子高校生。昔は仲がよかったが思春期を迎えたふたりの心は離れていた。昔に戻れると、淡い期待抱く主人公の切ない女子高校生描いている。二作目のノストラダムスと榊くんはカラーで描かれた、SF要素が楽しめる作品である。三作目のひみつみっつは、仲良し３人女子の話。３人は独りよがりの思いや強い感情でのぶつかりなど、女性の嫌な部分が描かれている。最後にkeepadiaryはブラックな内容となっている。 ４編を通して、思春期のぶつけようのない哀しみや怒りを巧みに描き、心に何かを問いかける、読み終えた時切ない余韻に浸ることが出来る感動作である。
