真田十勇士のあらすじ・作品解説
真田十勇士は、１９９８年の夢枕獏や２０１３年に東野圭吾なども受賞した集英社の柴田錬三郎賞の名前にもなっている歴史小説家柴田錬三郎の原作を、「サラリーマン金太郎」の作者元宮ひろ志が作画を担当した漫画である。１９７５年に発売されたジャンプテレビコミックス全６巻や１９８８年に発売されたジャンプスーパーエース全４巻、２０１０年に発売された集英社文庫コミックス版などが販売されている。 戦国時代に実在した武将・真田幸村と彼に仕える１０人の忍者の活躍を武田家滅亡から幸村の亡くなる大阪夏の陣までを描いた本作は、武田勝頼の遺児が猿飛佐助として育てられたり、筧十三が中国人の少年であったり、霧隠才蔵の先祖がイギリス海賊であったりとオリジナルの設定が盛り込まれている。また、カラスに変身できる高野小天狗や弁慶になぞらえて刀狩を行った呉羽自然坊などオリジナルの十勇士も登場する。三好清海や為三も名前は似ているがオリジナルの人物となっている。
