オズの魔法使いのあらすじ・作品解説
「オズの魔法使い」は、ライマン・フランク・ポームによる児童文学作品である。1900年5月にアメリカで初版が発行され、1902年にミュージカル化、1939年に映画化された。1939年の映画の中でドロシーが歌った「虹のかなたに」は、アカデミー歌曲賞を受賞し、アメリカのみならず全世界でスタンダードナンバーとして知られるようになった。 この物語は、アメリカのカンザスで叔母・叔父と暮らしていた主人公の少女ドロシーの家が竜巻に巻き込まれたと同時に、愛犬のトトと「オズ」という不思議な世界に飛ばされてしまい、元の世界に戻るためエメラルドの都をめざし、北の善い魔女・西の善い魔女、知能をもたないかかし、ブリキ男など、不思議な人たちと出会い助けられ絆を深めながら、オズの魔法使いに出会い、無事にカンザスへ帰り着くまでを書いたものである。 数度に渡る映画化・ミュージカル化・ドラマ化など、全世界でメディア展開が活発に行われ、愛され続けている作品である。