シュセンドーのあらすじ・作品解説
シュセンドーは、原作を金成陽三郎、漫画を安達哲が担当した漫画作品である。ビジネスジャンプ誌上にて2010年2号から連載を開始、単行本として全1巻を刊行している。 原作者の作品には、日本各地に伝わる童話などを元にした「ミステリー民俗学者 八雲樹」や、特集メイクアップアーティストの永瀬公平を描いた「ギミック!」などがあり、今作品は詐欺師に騙される青年を主人公に、詐欺師から金を奪い戻して復習する姿を描いている。 映画監督志望の青年・御岳航太（みたけこうた）は銀行で送金を確認していた。その金額は実に300万円、さっそく祖母に連絡して感謝する。お金の使い道は映画製作で、将来の夢はハリウッドで新作映画を撮影し、タレントの有園麗子と結婚すること。航太は高校生の頃、有園麗子とチャタレイ夫人の恋人を観て、それぞれの夢を語り合ったことがあった。 そんな時、有園麗子から手紙が届く。待ち合わせの場所に現れた有園はポルシェに乗り、いかにも羽振りが良さそうで、学生の頃とは見違えており、300万円で映画なんて取れないと断言されてしまう。そして、お金を増やす方法を教えてあげよっかと言い、とある場所へと航太を連れて行く。
