時の罠の評価
時の罠についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
時の罠の感想
時間をテーマに繰り広げられる様々な世界
4人の作家によるそれぞれの“時”時間といってもその捉え方はそれぞれだ。タイムカプセルで知る時の経過や時を経て明らかになるそれぞれの誤解など、色々な世界が描かれている。またこのようなアンソロジーではこれまで読んだことのなかった作家との新しい出会いなどもあり、実に読み始めは実にワクワクする。自分好みの作家を見つけることができるか、そういう発見こそアンソロジーの魅力でもある。そして今回気づいたのは、当たり前のことだけれど、作家によって実に様々な文章のスタイルがあるなあということだ。同じ文字を使ってこうも表現の仕方が違うのかと、今更ながら気づかされた。そして自分の好みのスタイルはやはりこの年になるとできあがっていて、それ以外をなかなか受け付けなくなっていることにも。逆に好みの作家の作品のよさが際立って見え、変な例えかもしれないけれど、浮気をして余計本当の恋人のよさを再確認するようなそんな気がし...この感想を読む