ホッとひと宿のあらすじ・作品解説
ホッとひと宿 は、高倉あつこの漫画作品で、ビジネスジャンプ誌上にて2009年13号から連載を開始、2010年19号で終了、単行本として全2巻を刊行している。 今作品は、温泉宿を舞台に主人公・湯乃原花(ゆのはら はな)が、奮闘する物語である。 湯乃原花は和食屋で働く24歳の女性。恋人もいるし順分満帆な人生を歩んでいた。勤務してから3年が経ち、そろそろ正社員へという時、不況による人員削減で失業してしまい、付き合っていた恋人にまでふられてしまう。茫然自失の花は、お気に入りだった老舗旅館・みすず屋で心身ともに癒やされようとするのだが、訪れてみると廃業するというお知らせがあった。 花は、みすず屋と自分の姿をダブらせたかのように焦ってしまう。そんな時、宿の料理人がいれば、みすず屋はなんとかなるという話を耳にした。花は自分が板長になると女将を説得し、廃業を思いとどまらせることに成功する。老舗旅館の板長となった花の奮闘の日々が始まった!!