ラヴァーズ・キスの評価
ラヴァーズ・キスについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に漫画を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
ラヴァーズ・キスの感想
不思議な恋愛オムニバス
吉田秋生氏の恋愛モノというのはとてもドライで好きです。どろどろしそうなところもさらっと終わらせるテクニックは素晴らしいと思います。ちょっとした沈黙でも、そこに明らかな登場人物の意図を感じられるところが本当にすごいです。この作品は主要な登場人物が絡み合っていて、オムニバスというか群像劇というか、不思議な感じがする恋愛マンガです。それぞれのエピソードはそのエピソードの主人公の視点から語られる手法も面白いし、斬新な感じがしますね。それぞれのエピソードが他のエピソードのスピンオフみたいで、色んな楽しみ方ができるので、時々読むと新しい発見があります。それで男の子たちがカッコよくてチャーミングなんだな、みんな。