ジンジャーの朝 〜さよなら、わたしが愛した世界のあらすじ・作品解説
ジンジャーの朝 ～さよなら、わたしが愛した世界は、2013年に公開されたイギリス・デンマーク・カナダ・クロアチア合作映画である。監督・脚本は、「オルランド」「タンゴ・レッスン」「耳に残るは君の歌声」のサリー・ポッター。出演者は、エル・ファニング、アリス・イングラート、アレッサンドロ・ニヴォラ、クリスティナ・ヘンドリックス。 1962年のロンドン。冷戦時代となり、核戦争を煽るニュースばかりが流れていた。そんな中、幼馴染のジンジャーとローザは、高校生になっても姉妹のように一緒に過ごしていた。 ジンジャーは、ローザ、専業主婦の母親、尊敬する平和主義者の父親ローランドがいて幸せだったが、ローザはローランドを男性として見るようになり、親友だった二人の仲は、ぎこちないものに変化していく。その上、次第にローザと恋仲になっていく父親の姿にも行き場のない気持ちを感じ、核の反対集会に傾倒していくようになる。 核戦争の不安の中、愛する人達との関係や芽生え始めた自我に苦悩する少女を繊細に描いたドラマである。
