将来なんて考えてたら、今をちゃんと生きられねえぞ!
大黒シズオ
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俺はまだ本気出してないだけの名言集です。現在14件が登録されています。
大黒シズオ
ある日、夕食をしているとき、漫画家デビューしようと決意したシズオに「この頃、漫画を描いていないようだな。お前はピンチなんだ。ちゃんと就職しろ!」と怒る父親と喧嘩したシズオは、家を出て、市野沢の家に行く。そして、お風呂に入ったシズオは、「今まで何をやっても続かないんで、きっと将来もこうですよ」とこぼす市野沢に、こう言った。
大黒鈴子
シズオは、デビュー作と担当者・村上に言われた作品を仕上げ、出版社に持ち込むが、村上は会社を退社していた。代わりの担当者から「その作品は没」と言われ、シズオは、失意から風俗店に入る。そこで鈴子と偶然会い、動揺する。失意と動揺から自転車ごと歩道橋から落ち、頭にケガをしたシズオは、病院に迎えに来た娘・鈴子と家に帰る。その途中、鈴子は、シズオになぜ風俗店でバイトしてるのか聞かれ、心中を告白した。
大黒シズオ
40歳にして漫画家を目指すべく突然会社を辞めてしまうシズオが、小学校時代からの幼なじみの宮田修といきつけの飲み屋で、漫画家になることをうちあけるシーンでの一言。
市野沢秀一
しずおがバイトしているファストフード店にバイトにきた市野沢。シズオは彼を誘って、幼なじみのサラリーマン宮田と三人で食事に行く。その席でシズオが市野沢に「人生に絶望しているサラリーマンと人生これからの漫画家志望のどっちがいい」と尋ねると、彼は「どっちもいいじゃないですか」と言ってから、続けてこう言った。
宮田の妻
ある日、宮田は別れた妻から喫茶店に呼び出された。別れた妻は突然、再婚するので、息子の正男のことを忘れてほしいと切り出した。そして、宮田は妻から「あなたは夫でも父親でもない、たまたま同居しているやさしい人」と言われ、宮田は「それのどこが悪いんだ!」と言い返した。そうすると妻は「私にも正男にも興味がないから、やさしいんでしょ!」と言って、続けさまにこう言った。
大黒志郎
ある日の夕食時、何もせずにごろごろしてずっとテレビを観ているシズオに、娘の鈴子が「スランプなんだって」と父親の志郎に言うと、志郎はシズオにこう言った。
大黒シズオ
ある日、シズオがバイト先の外でたばこを吸いながら休憩していると、市野沢がたまたま通りかかり、声をかけてきた。市野沢が「俺、キャバクラで働き始めました」と報告すると、シズオは「うまくいけば、キャバ嬢とつきあえると思ったの?」と言うと、市野沢は否定したが、シズオはこう続けて言った。
大黒志郎
ある日の夕食時、漫画も描かず、ごろごろとしてテレビを観ているシズオを見て、父親の志郎が怒りだし、説教をし始めた。
大黒シズオ
バツイチの42歳・シズオは、父・志郎と17歳の娘・鈴子との3人暮らし。「本当の自分を見つける」と言って1か月前に会社を辞めたが、朝からTVゲームに興じる怠惰な生活を送っていた。ある日の朝食中、いつものようにTVゲームをしていたシズオは、父から「お前は何をやりたいんだ?」と聞かれ、言った言葉。
大黒シズオ
ある日の夕食中、父・志郎と17歳の娘・鈴子に、シズオが言った言葉。
バイト先の本物の店長
シズオは、ファーストキッチンでアルバイトをしているが、そこでは親しい店員から「店長」と呼ばれていた。ある日、談笑していると、そこに「本物の店長」が出社してきて、遅刻してきたシズオに言った言葉。
大黒志郎
「俺、本気だすわ」と言ったシズオが、その翌朝、いつものように、シズオが朝食時にTVゲームをしているので、その姿を見た父・志郎が「本気だすんじゃなかったのか?」と言うと、シズオは「本気の合間」と言った。そんなシズオに対して言った父・志郎の言葉。
夢の中の22歳のシズオ
父と喧嘩して家を出たシズオは、市野沢の家に行き、彼の家に泊めてもらう。そこで居眠りをする。その夢の中で、シズオの神、32歳のシズオ(サラリーマン)、22歳のシズオ(世捨て人)が出てきて、それぞれの意見を、今のシズオに言う。その時に22歳のシズオが言った言葉。
夢の中のシズオの神
父と喧嘩して家を出たシズオは、市野沢の家に行き、彼の家に泊めてもらう。そこで居眠りをする。その夢の中で、5年後、人気漫画家になりリッチな生活を送っている自分の妄想を見る。そして、シズオの神、32歳のシズオ(サラリーマン)、22歳のシズオ(世捨て人)が出てきて、それぞれの意見を、今のシズオに言う。その時にシズオの神が最初に言った言葉。
社会の風刺を閉じ込めた考えさせる作品主人公の大黒シズオが、会社を辞めて無謀にも漫画家を目指し出す「俺はまだ本気出してないだけ」は、バカバカしくて、思わず笑ってしまう作品に仕上がっています。しかし、実は作品の中には、社会に対する憤りを描いている作品なのです。作品の中で、きちんと職についてないとそんなに悪いのか、駄目な人間はカッコ悪いのか、弱い人間は我慢するしかないのかなど、生きていく中で誰もが抱える葛藤をコメディとして面白おかしく訴えているのです。コメディ以外でこれらのテーマを表現しようとすると、重く辛くなりますが、「俺はまだ本気出してないだけ」では、面白さが前面にあるため、ちっとも押し付けがましくありません。私は、テーマを見ている人に押し付けてくる作品が、好きではないので、私はこの作品が好きです。 ワンシーン毎に笑いを一つ「俺はまだ本気出してないだけ」は、原作がありますが、コメディを多...この感想を読む