ボクたちの交換日記の評価
ボクたちの交換日記についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が2件掲載中です。
各項目の評価分布
ボクたちの交換日記の感想
挫折がテーマの作品
原作よりも感動した私はこの原作となった、「芸人交換日記」も持っているのですが、映画の方が見やすかったです。原作の方は、まず、全てがモノローグで構成されているので、臨場感が伝わりにくい感じがしました。序盤の、田中が日記を嫌がっている展開は面白いのですが、中盤以降はモノローグだと、くどく感じました。芸人として「笑軍」に勝ち残り、上り調子になっていく感じや、甲本が芸人を辞めたいと言い出す所は、やはり映像でないと伝わってこない部分があると思います。その辺りを原作では、セリフのみで表現しなければいけなかったので、若干の苦しさがあったと思います。しかし、そういったテンポの悪さを、映画では補完できていたのではないか、と思います。また、終盤では、甲本が芸人を辞めた本当の理由や、甲本が病に倒れた事などが、次々と展開され、正直原作は読んでいて辛くなりました。「とにかく泣かせたいし、感動させたいんだなあ」と...この感想を読む