ハンガー・ゲームの評価
ハンガー・ゲームの感想
サバイバル!
「今日は皆さんに、ちょっと殺し合いをして貰います」そんな声がどこからか聞こえてきそうな錯覚を覚えたのは私だけではないでしょう。意外な事に、この原作って結構最近のものなんですね。さっそく3部作として映画が制作されているあたり、ハリウッドの脚本事情の苦悩が伺えます。しかしほんと、アメリカさんは殺し合いをショービジネスとして展開する設定が好きだよなあ。潜在的な願望の表れなのでしょうか?この作品ではショービジネスというよりは力の誇示といった方が正しいですが。ただ、出演者が視聴者をスポンサーとして配給を受けられるというシステムは、ちょっとおもしろいと感じました。生き残るためにドラマを仕立てたり媚を売ったり。力だけが生き残る術じゃないってことなんだね。コミュ力って大事だね、そんな事を感じた映画です。
あっさり
全世界で7000万部以上の売り上げを記録した、スーザン・コリンズの原作小説「ハンガー・ゲーム」を映画化。原作は未読ですが、TVで取り上げられていたので、殺し合いのゲームだという事は事前に知っていました。そして、後に知りましたが「アメリカ版バトル・ロワイヤル」とアメリカでは評判だったらしいです。私がバトル・ロワイヤルを見てから大分時間がたってるので記憶があやふやですが、ハンガー・ゲームはバトル・ロワイヤルのような殺しの残虐さは無いように感じました。スリラー映画として見るには迫力に欠けます。また、折角面白そうな設定があるのに生かしきれてなく、よくわからなかったのが残念でした。なにより、主人公以外のキャラクターの背景描写がないので感情移入もできず、お互いの関係性もよくわかりませんでした。これも後に知りましたが、3部作の1作目という事だったので、わざとわかりにくくしているのかもしれませんが、私は2作...この感想を読む