ハンナの評価
ハンナについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
ハンナの感想
殺し屋と少女の間で揺れる人間
レンタルDVDで、「世界侵略:ロサンゼルス決戦」「プリースト」とキャンペーンされていて、「世界侵略:ロサンゼルス決戦」が面白かったので借りて観ました。最強の暗殺者として育てられた少女ハンナが、組織の追跡を逃れ自分の存在意義を探す旅に出る、逃走劇です。アクションシーンのクオリティはなかなか高く、主役の女の子も、冷徹な暗殺者と年齢相応の少女の間で揺れ動く、いい演技をしています。ただ、ハンナにはっきりとした目的がないことや、結末の印象から、物語自体は記憶に残りにくい映画でした。しかし劇中に流れる音楽が美しかったのはよく覚えています。映像的にも非常にきれいで、つまらなかったという訳でもありません。漫画的な演出もところどころあって、世界観だけは妙に印象強く残っています。こういう映画もたまにはいいな、と思えた一本でした。