ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜の評価
ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が2件掲載中です。
各項目の評価分布
ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜の感想
太宰治の小説をアレンジした作品
キャストが素晴らしかったと思います。広末涼子がやや他の面々よりも演技力の点で弱いかったですが、それでも雰囲気のあるいい女優さんになったなぁと思いました。何より松たか子の佇まいがとても素敵です。生活にくたびれた感じがありながらも、椿屋で生き生きとお客さんに愛想を振りまく感じもとてもよかったです。浅野忠信演じる旦那のクズっぷりは大概でしたが、何か憎めない感じを抱くのは、浅野忠信という俳優の持ち味でしょう。椿屋の夫婦もよかったし、弁護士役の堤真一さん、岡田さん役の妻夫木聡も誠実な青年役がとてもよく合っていたと思います。原作の「ヴィヨンの妻」にアレンジを加えたストーリーでしたが、違和感なく楽しめたのは、キャストのお陰かもしれませんね。