ココ・アヴァン・シャネルの評価
ココ・アヴァン・シャネルの感想
革命を起こした強い女性シャネル。
老舗ブランド「シャネル」創業100周年を記念して制作された、ココ・シャネルの半生を描いた作品。女性の生き方やファッションが保守的だった時代に、斬新で独特なセンスを世の中に提案したシャネル。そんな彼女の生き様をラブストーリーを中心に描いています。主演のオドレイ・トトゥがアメリの時とは変わって、寂しそうでどこか陰のあるココを好演しています。シャネルが数々の恋愛を経て、ファッションの革命を打ち出していくエピソードが良かったです。彼女のアイディアは、様々な反発心から来ていたんですね。ラストのシャネル・コレクションのシーンでは、様々な苦労を乗り越えてつかんだ彼女の強いほほ笑みが印象的でした。
オドレイ・トトゥが・・・
大変個人的ですが、この映画を見る前にココ・シャネルという映画を見ていたこともあって、なんか新鮮味があまり感じられませんでした。オドレイ・トトゥがあんまりココに見えなかったので、余計に入り込めなかったです。外見の似てる似ていないはわからないですが、私個人的にはイメージがあっていない気がしました。あと、ココ・シャネルの人生ってこの映画を見ると恋愛メインに感じて、なんかそれもちょっと物足りなく感じました。もちろん人生において恋愛はとても重要なのはわかっていますが、あの時代にこの一大ブランドを作り上げたココ・シャネルをもっと掘り下げてほしかったなと思いました。
一人の成功した女の後ろには、山のような男の数があった
2009年公開のフランス映画 ココ・アヴァン・シャネル 主演はオドレイ・トトゥ。ココ・シャネルがのし上がるまでの半生を描いた伝記映画。ココは芸名、鶏の鳴き声「ココリコ」からのココだとか、キャバレーの歌手時代に持ち歌として歌っていた「ココの唄」からとも言われている。今でこそ、フランス人のデザイナーで女を自立させるメッセージを含んでるなんて言われますが、これ彼女自身は全く男に依存して出てきた人物。二次対戦中はドイツ人の将校と恋仲になっていて、戦後フランスに帰るとつる仕上げを食うところを危惧してスイスに長い間いました。彼女の成功はアメリカでジャージ素材のやわらかさと簡単なデザインが気に入られて、フランスでの存在を認められた。当時最大の人口を誇るアメリカがマーケットになったと言うところが成功のポイントでした。