乙嫁語りの評価
乙嫁語りについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に漫画を読んだレビュアーによる評価が3件掲載中です。
各項目の評価分布
乙嫁語りの感想
乙嫁物語の魅力
絵画とも取れる芸術性の高さ中央アジアが舞台とあって、緻密な刺繍が施されな絨毯、煌びやかな装飾、まるでその場に立っているかのような雄大な景色、描かれているもの全てに心を奪われる。まるで世界史の教科書を読んでいるような、歴史や伝統息づく描写は、まさに芸術品である。ひとえに作者の歴史研究や画力の高さによって成り立つものでもあるが、漫画への深い愛情をひしひしと感じざるおえない。情景描写だけでなく、アミルの読者の心までも見透かされそうな、弓を射るような瞳の強さ、美しくしなやかな身体に黒々とした髪から、どんなキャラクターの女性なのかが如実に表現されている。読む方によっては、くどさを感じてしまうかもしれないが、私には浮世絵などのように世界にも、後世にも評価されるべき芸術作品だと感じている。多種多様な乙嫁の生き様アミルから始まり、性格、年齢、環境など異なる魅力的な乙嫁たちのオムニバス形式。それぞれが、...この感想を読む