ポセイドンの評価
ポセイドンについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
ポセイドンの感想
逆さまの世界
パニック映画の名作『ポセイドン』のリメイク版。大晦日から元旦にかけて、船の上では盛大なニューイヤーパーティーが行われていた。しかし突然、幻の津波とも言われるローグ・ウェーブに襲われ、船は逆さまに転覆してしまう。主人公たちは水と炎が迫り来る中、最上部となった船底を目指して脱出を試みる。原作とは登場人物もストーリーも違うが、個人的にはこちらの『現代版』の設定の方がしっくりくる。さらに、技術を駆使しての豪華客船のデッキ映像、そして、海水が流れ込み船が転覆するシーンは圧巻で、それこそ、船が転覆したところで満足できてしまう。そのあとの流れは、人間ドラマを描くというよりも、ただ淡々とリアルな脱出劇を描いている。特に派手な展開は起こらない代わりに、途中で誰も助けられなかったり、一緒に行動していた人が死んでしまったり、本当にリアルだ。興味深く楽しめるだろう。