バッド・エデュケーションの評価
バッド・エデュケーションについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が3件掲載中です。
各項目の評価分布
バッド・エデュケーションの感想
神よ許したまえ 懺悔せよ お布施せよ
ペドロ・アルモドバル監督舞台は1980年のマドリード。登場人物は神学校の同級生と言う設定。彼らが学生時代というのはスペインがまだ鎖国していたときだ。スペインは今でこそ観光なんかでいけるが、少し前まで独裁政権でフランコが死んでから国は王様に返還されたんだ。昔はばりばりのカトリックで女は処女じゃないと地獄に落ちて、妊娠中絶は神の意思と異なると言う理由で、子供がやたら沢山居た。離婚できないっていうんで、憎しみあっても生活している人は、普通だった。カトリックバリバリの学校と言うのは、ダブルバインドがかかっていて、どっちに転んでも地獄行きみたいな選択をさせられた。コンフェッションと言う謝罪を請うボックスが在るんだけど、そこに入って罪を言わないと、うそつきだと叱られる。友人は上手いこと罪を作り上げる術を覚えた。