魔界転生のあらすじ・作品解説
1981年に公開された日本の時代劇映画で、原作は山田風太郎の伝奇小説「おぼろ忍法帖」(「忍法魔界転生」)、監督は「仁義なき戦い」シリーズの深作欣二。 配給収入10億5000万を越える大ヒットとなり、1996年にはOV版、2003年にはリメイク作も製作された。 寛永15年、島原の乱において幾多の信者らとともに惨死した天草四郎時貞が、魔界の力で蘇り、これまで無念の死を遂げた強者どもを”魔道衆”として蘇らせ、徳川幕府に復讐の牙を剥く。魔道衆となったのは、柳生但馬守宗矩、光厳親子、細川ガラシャ、宮本武蔵、宝蔵院胤瞬、伊賀の霧丸。それを阻止せんと柳生十兵衛が行く手を阻むが…。 天草四郎には「太陽を盗んだ男」の沢田研二があたり「新八犬伝」の辻村ジュサブローデザインの衣装で唱える「エロイムエッサイム 我は求め訴えたり！」は一世を風靡した。柳生十兵衛を「柳生一族の陰謀」の千葉真一、霧丸を「戦国自衛隊」の真田広之、武蔵を「復讐するは我にあり」の緒方拳、ガラシャを「鬼龍院花子の生涯」の佳那晃子が演じている。
