太陽の雫の評価
太陽の雫についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
太陽の雫の感想
面白い
たくましい映画ですかね。日本人にとっては実感しにくい歴史だけにその意味では好奇心を持って見ることができました。第2次大戦中の強制収容所での拷問がショッキングでした。この映画の主役を演じている俳優が、「シンドラーのリスト」での強制収容所の狂気に満ちた所長役だったというのも、何かしら複雑な思いです。近代から現代に至る歴史に翻弄される人間たちのドラマ。とにもかくにも最後は、先祖たちの思いを胸に、未来に向かって歩き出す主人公に救われます。政治家も民衆も未来を推測しようとするが、自分達のたちの推測どおりに未来は開かない。幸せをつかもうと、男たちは、名前を捨て、宗教を捨て、国家を代表できるまでの専門知識や技能を身に付ける。それでも、夢を破られ、虐げられ、命までも奪われる。感動します。